【新ひだか】町内の剣道場・三石翔武館（野口誠館長）が８、９日、帯広市よつ葉アリーナ十勝で開かれた第27回十勝大平原全道少年剣道錬成大会（全十勝剣道連盟主催）の小学生高学年の部と中学生男子の部団体の２部門で優勝した。

　中学生男子団体の部は全道から40チーム、小学生高学年の部は37チームが出場し、トーナメント戦で競った。

　三石翔武館の中学団体は、先鋒・竹内碧１志選手（苫小牧・２年）、次鋒・小田島蒼来選手（同・２年）、中堅・清水虎太郎選手（様似・２年）、副将・深澤琥選手（荻伏・２年）、大将・及川史翔選手（白老・２年）のメンバー。

　１回戦は不戦勝。２回戦は恵明中Ａ（恵庭）を３―０、３回戦は釧路美原剣道少年団Ｂに４―１で勝利。４回戦は新十津川尚武会に２―１、準決勝では札幌龍心剣道少年団に４―１で勝って決勝戦へ。決勝は恵明中Ｂと対戦し、３―１で勝利し優勝を果たした。

　小学高学年団体は、先鋒・佐藤成之助選手（様似・４年）、次鋒・野口愛乃選手（三石・５年）、中堅・池田美咲選手（同・６年）、副将・池田千尋選手（同・５年）、大将・深澤魁選手（荻伏・６年）のメンバー。

　１回戦は本別に５―０、２回戦は音更柳町剣道少年団に３―１、３回戦は砂川錬心館に５―０で勝利。４回戦で森剣道スポーツ少年団Ａに３―２、準決勝では鷹栖・春光に２―１で勝って決勝戦へ。決勝は８月の赤胴大会で敗れた宿敵の新十津川尚武会と対戦し、２―１で勝利し優勝した。

　中学団体の中堅・清水選手は「全道大会を２年生５人で戦い、優勝できたことがうれしい。先生方の指導のおかげで優勝できたことに感謝します」、小学生団体の大将・深澤選手は「先生方が練習をつけてくれたことで優勝できました。みんながそれぞれの役割を果たして勝てたのがよかった」と振り返った。

　小学生団体の野口大昌監督（41）は「８月の赤胴大会で新十津川尚武会に負け、選手たちが悔しい思いをしていた。決勝で勝利することができてほっとした。選手たちも成長できている」、野口誠館長（64）は「２０１２年の中学団体優勝以来10年ぶりの本大会出場。選手たちが上級生を相手によくがんばった。小学と中学の優勝で最高の結果が出せてうれしい」と選手たちの活躍をたたえている。

40チームの頂点に立った翔武館の中学生選手たち

37チームの頂点に立った翔武館の小学生選手たち