サケつかみ捕りが人気【えりも】
【えりも】秋晴れに恵まれた2日、「えりも海と山の幸フェスティバル」(実行委主催)が3年ぶりに町スポーツ公園で開かれ、町内外から4500人が来場して、サケのつかみ捕り大会や食べ歩き、郷土芸能、もちまき大会、抽選会などを楽しんだ。
実行委員長の大西正紀町長は「サケつかみ捕りは不漁続きで実現が懸念されたが、関係者の協力で80匹を確保できた。多くの商店・団体の出店、高校生やダンスサークルなどの出演で、久しぶりの大会を盛り上げてもらいたい」と期待。
午前は小学生以下の子ども輪投げ大会でスタート。もちまき大会は小学生が低・高学年に分かれて大西町長や石川昭彦町議会議長などが、櫓の上から60㌔分のもちをまいて子どもたちは大喜び。
メインのサケつかみ捕り大会は抽選で当たった80人が挑戦。5班に分かれて仮設の生けすに入り、逃げ回るサケとの格闘。旭川市からひとり旅で来場したと言う鳴海彩香さん(35)は、係員からメスだと聞いて「イクラが食べられる!」と大喜び。
会場では、えりも漁協女性部がサケ鍋を、航空自衛隊襟裳分屯基地がカレーうどんを、それぞれ無料で来場者に振る舞って感謝された。
えりも高1年生は、総合学習で取り組んでいる町の郷土芸能・駒踊りを勇壮に舞って観衆から盛大な拍手を受けた。午後は、えりも高3年の越後胡桃さんが指導する女子小・中学生のダンサークル「E―Hearts」がリズミカルなダンス、町民吹奏楽団は「もののけ姫のメドレー」や森進一の「襟裳岬」などを軽快に奏でた。
フィナーレは、会場内の出店団体で500円以上の買い物でもらった引換券で、町内の特産品が当たる抽選会で締め、来場者は晩秋の1日を心置きなく楽しんでいた。
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