北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

函館新聞

函館市パートナーシップ宣誓導入から半年、6組が宣誓【函館】

 同性カップルを公的に承認する函館市の「パートナーシップ宣誓制度」が、導入から半年が経過した。4月7日の第1号となる女性カップルの利用から9月末までに6組が宣誓した。市は「今後もより良い制度を目指し、性の多様性について理解が深まるよう取り組んでいきたい」とする。

 市は検討委員会を立ち上げ、市民や当事者らの意見を踏まえ宣誓方式で制度を導入した。対象は、一方または双方が性的少数者でかつ①成年に達している②少なくともどちらか一方が函館市民(3カ月以内の転入予定含む)③2人とも配偶者(事実婚関係を含む)がいない④宣誓しようとする2人以外の人とパートナーシップ関係にない⑤2人の関係が近親者(養子関係は除く)でない―の全てに当てはまる人。

 宣誓者が望まないことから第1号以外の性別は公表していない。4月2件、6月1件、7月3件の宣誓があった。宣誓には2人そろって市市民・男女共同参画課を訪れる必要がある。全カップルが個室対応を望み、佐藤聖智子市民部長ら少数職員が見守り祝意を伝えた。受領証と後日、受領証カードも送付する。

 同課によると、宣誓者からは「制度があってうれしい」「理解促進につなげてほしい」などの意見が聞かれた。認定カップルは市営住宅と市特定公共賃貸住宅へ同居できる。保険や携帯電話などは、夫婦や家族と同様のサービスが受けられるところもあり、民間への波及効果も期待される。

 市は昨年度からLGBT(性的少数者)の従業員や顧客がいた場合の対応に生かすため、企業向けのアドバイザー派遣事業を継続。市職員にもハンドブックを活用して細やかな対応を求め、当事者の生きづらさの解消につなげている。

関連記事

函館新聞

12月1日から「ひろはこ冬の観光キャンペーン」【函館】

 函館市と青森県弘前市による、ひろはこ連携推進実行委は12月1日から、両市の相互誘客や周遊観光の促進を図る「ひろはこ冬の観光キャンペーン」を展開する。3年目となる今年度も「雪ミク」がメインキャラ...

函館新聞

道民意識調査 ヒグマあつれき増加受け積極的捕獲支持増える【函館】

 道は、9~10月に道内の18歳以上を対象に実施した、今年度の道民意識調査の結果をまとめた。ヒグマに対してこの10年で「大きく不安が増えた」「不安が増えた」と答えた人は合計で72・6%に上り、前...

日高報知新聞

親子で環境を考える 新ひだか LEDランタン工作教室【新ひだか】

【新ひだか】町保健福祉部生活環境課は16日、町公民館集会室で「親子で作ろう!LEDランタン工作教室」を開き、親子24人が参加して、省エネや太陽光発電のしくみなどを学び、脱炭素への意識を高めた。 ...

日高報知新聞

森林の機能や仕事学ぶ 新ひだか町緑化推進委と林業林産業担い手対策協共催 ..

【新ひだか】高静小(佐藤裕哉校長、児童495人)で19日、6年生3クラス93人を対象に「林業教室」が開かれ、児童たちは森林の機能や林業の仕事について理解を深めた。  総合的な学習の授業として、こ...

釧路新聞

来年の主役は「ココア」動物園カレンダー完成【釧路市】

 釧路市動物園(鈴木貴博園長)の2025年版カレンダーが完成し、23日から販売を開始する。来年は開園50周年を迎える節目とあって、写真は同園1番人気のアムールトラ「ココア」(雌、16歳)が採用され...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス