社食カフェ3年ぶり復活 10月、土日に一般開放【中札内】
紙器製造のパーペル(中札内村栄東5線386、山本浩之社長)は、社員食堂「(le faubourg(ル フォーブル)」を、10月の土日限定でカフェとして一般開放する。地域貢献が目的で3年ぶりに復活。普段、社員が味わっている地場食材などを使った厨房手作りスイーツセットを安価で提供する考えだ。
同社は、今年創業90周年を迎えた老舗で、地場大手菓子メーカー六花亭の貼り箱の製造を主力に手掛けている。1995年に帯広から現在地に本社工場を移転。社員食堂は2008年、福利厚生の一環で敷地内に建設。全面ガラス張りの開放的な造りで、厨房部社員が手作りしたランチを周辺の木々の四季を見ながら食べられるのが魅力。
社員食堂の一般開放は19年に初めて実施。「予想以上の反響」(山本社長)だったため、次年以降も継続する予定だったが、コロナ禍で休止。今年は、消毒の徹底やテーブルへのパーテーション設置などコロナ対策をした上で開催を決めた。
当日は調理も接客も社員が担当。提供メニューはケーキセット(770円、コーヒーと紅茶以外のドリンクなら660円)。十勝産カボチャケーキのほか、シフォンケーキやクレームブリュレ、ガトーショコラから選べる。厨房部の谷口賢次さんは「卵は中札内産など地場食材を多く使用。いずれもランチを食べた後でも食べられると人気」とアピール。
ドリンクはフランスの老舗「マリアージュ フレール」の紅茶や、東京の著名喫茶「カフェ バッハ」焙煎豆を使ったコーヒーなどをそろえた。
10月1日が初回で、計10日間。午後1時半~同5時(ラストオーダー午後4時半)。同社オリジナルの紙インテリア雑貨の展示販売も行う。キャトルトレー(1個300円)など。
山本社長は「中札内には美術村や道の駅など素晴らしい場所がたくさんある。問い合わせもあり、村内を周遊するきっかけになれば」と話している。問い合わせは同社(0155・67・2536)へ。
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