フランスのワイナリーが函館で醸造施設地鎮祭【函館】
函館市内でのワイン醸造を目指す、フランスの老舗ワイナリー「ドメーヌ・ド・モンティーユ」(エティエンヌ・ド・モンティーユ社長)が建設するワイナリー(醸造所)の地鎮祭が5日、建設地の桔梗町で行われた。ワイナリーは来年夏の完成予定で、2025年にはワインの本格出荷を目指す。
同地区はモンティーユ社の現地法人「ド・モンティーユ&北海道」(矢野映ゼネラルマネジャー)がブドウ畑を造成中。将来的には30ヘクタールの農地に「ピノ・ノワール」「シャルドネ」の2種類のブドウを育ててワインを醸成する予定。
今回建設するワイナリーは、延べ床面積約1500平方メートルで、半地下部分を含む鉄骨造りの2階建。1階部分に醸造施設を構え、2階には観光客が利用できるワインバーなども設ける予定。函館山と市内全体を展望できる景観も素晴らしく、新たな観光スポットとして期待される。
地鎮祭には同社や建築、設計関係者のほか、土屋俊亮道副知事、工藤寿樹函館市長ら約30人が参加し工事の安全を願った。矢野ゼネラルマネジャーは「多くの人の協力のおかげでここまでたどり着くことができた。函館でのワイナリーの成功へ向け、決意を新たにしたい」とモンティーユ社長のコメントを代読した。
土屋副知事は「函館に魅力的なワイナリーが完成することで、北海道全体の観光振興にも大きなプラスになる。全国、全世界から多くの観光客が足を運ぶ魅力的なワイナリーを目指してほしい」と話した。
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