子ダヌキ4匹 愛嬌たっぷり 釧路湿原【釧路】
釧路地域に生息する野生生物の中で、タヌキはあまり人目に触れることがないが、釧路湿原を訪れる観光客の案内役を担っている、釧路観光ガイドの会がこのほど、湿原の木道付近で、4匹の子ダヌキの姿を撮影した。愛嬌(あいきょう)たっぷりだが、野生生物に詳しい釧路市立博物館の貞國利夫学芸員は「触れたり、餌をやるのはやめて」と注意している。
このタヌキたちは、釧路観光ガイドの会の津山ケイ子さんが、釧路湿原(北斗)のサテライト展望台に向かう木道で7月24日に撮影した。「『死にそうなタヌキがいる』と聞いたので、見に行ったら、丸々と太った4匹でした」と状況を説明する。タヌキたちは重なり合って、うずくまっていたという。釧路湿原展望台の職員によると、春に生まれたタヌキの子たちがちょくちょく木道に現れ、それを観光客が写真に撮って喜んでいたという。しかし、最近はその姿も見られなくなっていた。
同博物館によると、タヌキは昆虫類やザリガニ、カエルほか、ヤマブドウやコクワなど果実も食べる雑食。市街地でも姿を見せるキツネと違って、あまり人目につかないが、昔から湿原などに生息している。一方、本州方面のタヌキは大都会の市街地にも現れ、人間の生活圏に深く侵入し「開発に順応した」とみられる。逆にキツネは見掛けないという。土地が変われば、同じ動物でも生き方が違ってくるようだ。
関連記事
12月1日から「ひろはこ冬の観光キャンペーン」【函館】
函館市と青森県弘前市による、ひろはこ連携推進実行委は12月1日から、両市の相互誘客や周遊観光の促進を図る「ひろはこ冬の観光キャンペーン」を展開する。3年目となる今年度も「雪ミク」がメインキャラ...
道民意識調査 ヒグマあつれき増加受け積極的捕獲支持増える【函館】
道は、9~10月に道内の18歳以上を対象に実施した、今年度の道民意識調査の結果をまとめた。ヒグマに対してこの10年で「大きく不安が増えた」「不安が増えた」と答えた人は合計で72・6%に上り、前...
親子で環境を考える 新ひだか LEDランタン工作教室【新ひだか】
【新ひだか】町保健福祉部生活環境課は16日、町公民館集会室で「親子で作ろう!LEDランタン工作教室」を開き、親子24人が参加して、省エネや太陽光発電のしくみなどを学び、脱炭素への意識を高めた。 ...
森林の機能や仕事学ぶ 新ひだか町緑化推進委と林業林産業担い手対策協共催 ..
【新ひだか】高静小(佐藤裕哉校長、児童495人)で19日、6年生3クラス93人を対象に「林業教室」が開かれ、児童たちは森林の機能や林業の仕事について理解を深めた。 総合的な学習の授業として、こ...
来年の主役は「ココア」動物園カレンダー完成【釧路市】
釧路市動物園(鈴木貴博園長)の2025年版カレンダーが完成し、23日から販売を開始する。来年は開園50周年を迎える節目とあって、写真は同園1番人気のアムールトラ「ココア」(雌、16歳)が採用され...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
道東道阿寒─釧路西 12月22日開通 札幌─釧路市街地直結【釧路市】
2函館市動物愛護管理センター開所 25日から運用 殺処分減へ【函館】
3帯広畜大「ゼニ研」に前田一歩園賞 ゼニガタアザラシの個体数調査継続【札幌】
4昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
5トラウトサーモン安定的生産に期待込め 浦河港内で養殖試験 浦河町栽培漁業研究会 事業化に向け可能性探る【浦河】
-
1
高校で卒業式、1623人が門出の日【釧路管内】
2タイ国鉄車両工場長 シンハカーンさん キハ183系を見学 安平
3昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
4釧路市動物園、ライオンのユウキ死ぬ【釧路】
5旧狩勝牧場再生へCF 返礼はソフト食べ放題やツアー 北広牧場【新得】