認知症への理解を啓発【新冠】
【新冠】町役場正面ロビーで1日、認知症に関する「世界アルツハイマーデー!!」のパネル展が始まった。30日まで。
「世界アルツハイマーデー」は、国際アルツハイマー病協会(ADI)が認知症への理解を進め、本人や家族への施策の充実を目的に1994年9月21日に制定された。また、9月を世界アルツハイマー月間として、世界各国で認知症への理解を呼び掛ける啓発活動が行われている。
日本では公益社団法人「認知症の人と家族の会」がポスターやリーフレットの作成や、省庁や各地のランドマークを、認知症支援のオレンジ色にライトアップしている。
町は、アルツハイマーデーの認知症理解促進事業としての展示を昨年から取り組み、高齢者サークル「認知症カフェ」での勉強風景などをパネルで紹介。また、タブレット端末での認知機能チェックテストコーナーも設置している。
町保健福祉課保険福祉グループ介護支援の仙波明子保健師は「世界でこういう活動が行われているのを初めて知る人が多く、高齢者の一人暮らしの家に訪問して相談しやすい環境づくりを提供していきたい」と話し、「多くの人に展示を見てもらい認知症について理解してもらえたら」と呼び掛けた。
また、2日から浦河町では、町立図書館で町認知症ケアパス「認知症になっても自分らしい生活を続けるために」などのパネルのほか、53冊の関連本展示が29日まで、日高町では10日~10月9日まで門別図書館郷土資料館で「認知症の本人が書いた本」を中心に、認知症のことがわかる本の展示、様似町では、11日に中央公民館で「認知症の人と共に暮らすまちづくり講演会」が行われる。
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