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釧路新聞

海づくり大会へ機運醸成 マツカワをリレー放流【札幌、根室、厚岸、別海】

マツカワの稚魚を放流する児童

 【札幌、根室、厚岸、別海】第42回全国豊かな海づくり大会北海道大会in厚岸町(同大会推進委、同北海道大会実行委主催)の開催を来年9月17日に控え、機運醸成を図るリレー放流が30日、根室市と厚岸町、別海町で行われたほか、実行委員会の総会が札幌市で開かれた。

 同大会は「守り抜く光り輝く豊かな海」をスローガンに、水産資源の保護管理と海や湖沼、河川の環境保全、漁業の振興や発展を図ることを目的に毎年各地で開いており、道内では1985年以来2度目の開催。リレー放流は9月下旬まで、海岸域を持つ道内11振興局管内26カ所でマツカワ3万5400匹、ヒラメ5000匹を放す。

 この日、厚岸漁港若竹第2埠(ふ)頭(とう)では、町立厚岸小学校(須藤光秋校長)の全校児童111人が、マツカワの稚魚1000匹を放流した。

 児童はマツカワの生態について説明を受けた後、バケツに移し替えた生後6カ月で体長8~10㌢ほどに成長した稚魚を、岸壁に接したといに静かに流し入れた。2年の越野凛美さん(7)と桂川和(やまと)君(7)は「元気に大きく育ってほしい」と笑顔を見せていた。

 同漁港では10月2日、同大会1年前プレイベントが行われる。

 ◯…根室市と別海町でも大会記念リレー放流が行われた。魚種はカレイの高級魚で知られるマツカワで、根室管内栽培漁業推進協議会が2003年から例年行っている放流を記念事業として実施した。

 今年度は8月3日、北海道栽培漁業振興公社伊達事業所で生産された種苗が別海町ニシン種苗生産センターへ収容され、中間育成が行われていた。30日には平均約9・2㌢に育ったマツカワの稚魚を、別海町の床丹地先に4万2991匹、根室市の桂木地先に1万666匹をそれぞれ放流した。

 このうち、桂木地先では午後4時ごろ、トラックでマツカワの稚魚が運搬され、市内各漁協職員や水産研究所の職員らがホースを使って海へ放流した。

札幌で総会、スケジュール報告

 ◯…全国豊かな海づくり大会北海道実行委員会の第4回総会では、昨年度の収支決算を承認、大会に向けて機運醸成に取り組むことを確認した。

 総会では、会長の鈴木直道知事が「大会では豊かな海の恵みを守り、大切な財産として次世代に受け継いでいこうとする生産者の思いや、農産水産物を北海道ブランドとして発信したい」とあいさつ。来年の大会開催スケジュールや、10月に行うプレイベントなどについて報告した。

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