【えりも】道民の愛鳥思想の普及啓発を図るため、道が愛鳥週間に募集した令和４年度「野鳥絵画展・高等学校の部」に出展したえりも高３年の宝金楓夏さんの水彩画「Ｓｐｒｉｎｇ　ｄａｙ」が金賞を受賞し、道知事からの賞状が18日、同校体育館で村木宗徳校長から宝金さんに手渡され、全校生徒が拍手で受賞をたたえた。

　受賞作品は、咲き始めたサクラの枝にウグイスが止まって、おだやかな春の日を表現している。宝金さんは「ウグイスのふわふわ感を出すために、お腹の表現には、たくさんの色を塗り重ねました。受賞は美術部顧問の高野春希先生の助言のおかげです」と話した。

　同展の入賞作品は１日まで道庁１階道政情報コーナー、19日までは苫小牧市のウトナイ湖野生鳥獣保護センターに展示された。

　金賞を受賞した作品は、日本鳥類保護連盟が主催する令和５年度の愛鳥週間用ポスター原画中央審査会へ推薦される。審査結果の発表は11月下旬を予定している。

金賞を受賞したえりも高３年の宝金さん