北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

苫小牧民報

苫小牧ハスカップバンク、保全推進へ 増殖用に自生種採取

苫小牧市に自生するハスカップの保全活動に取り組む官民連携組織「ハスカップバンク」は15日、市内東部の市有地に残る自生種の枝の一部を挿し木用に採取した。今後、挿し木で栽培した苗木を構成団体の所有地などに移植し、保全事業を推進する。

自生するハスカップから挿し木用の枝を刈り取る参加者

 この日はメンバー5人が参加。苫小牧造園協同組合の黒崎暁子樹木医から「若い枝の部分を切って」などと採取する際のポイントについて説明を受けながら、約1時間の作業で挿し木用の枝約200本を確保した。

 活動に参加した市シルバー人材センターの守屋久義理事長は「この作業を会員の新たな業務にしたい」と意欲を見せ、市の事業化にも期待を込めた。

 道立総合研究機構林業試験場の脇田陽一森林環境部長は「苫小牧の自生ハスカップは平地にあるので、工場建設などの開発行為で失われる危うさがある」と指摘。「自生種を残していく上で、こうした保全活動の意義は大きい」と話した。

 2019年4月に発足した同バンクは市や同組合、同センター、同試験場、出光興産北海道製油所など7機関・団体で構成。自生ハスカップ増殖へ同試験場の助言を受け、市内の気候に合った栽培手法を確立し、昨年から原生地での挿し木用枝の確保に力を入れている。

関連記事

苫小牧民報

ウポポイに礼拝室設置 アイヌ民族文化財団 白老

アイヌ民族文化財団は、民族共生象徴空間(ウポポイ)の体験学習館別館2に男女別の礼拝室を設置した。イスラム教を信仰するムスリムの利用を想定しており、天井には聖地メッカの方角を表示した。  東南...

苫小牧民報

100年前に思いはせる 賢治ウオークに20人 苫小牧

詩人、童話作家宮沢賢治の来苫から21日で丸100年を迎えるのを前に18日、賢治が苫小牧で歩いた道をたどる「百年目の賢治ウオーク」が行われた。市民ら20人が参加。初夏の日差しが降り注ぐ中、当時の情景...

十勝毎日新聞

難失聴でもガイド楽しみたい 動物園でアプリや筆談体験会【帯広】

 聞こえない人や聞こえにくい人でも、施設ガイドの説明を楽しみたい-。帯広市中途難失聴者協会(佐々木亜規子会長)は、音声をリアルタイムで文字化するアプリ「UDトーク」や筆談でガイドを楽しむ体験会を1...

十勝毎日新聞

絵画と彫刻 コラボ展 マクラショーケース【幕別】

 幕別町のイベントスペース「マクラショーケース」(町本町62)で17日から、音更町在住の画家佐々木めばえさん(28)と、マクラショーケースで「ギャラリーカフェ Carita」を運営し、自身も彫刻...

十勝毎日新聞

街チカに新キャンプ場 通年営業、コテージ棟も【音更】

 音更町内の道道帯広新得線沿いにあったモーテル跡地を改修したキャンプ場「CAMP VILLAGE ピュットの森」(然別北5線西34)が4月26日にオープンした。舗装・土木工事などを手掛ける「トーシ...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス