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苫小牧民報

「デジタルサマーキャンプ白老」初開講 小中高生がプログラミング

白老町教育委員会は29日から、町内の小中学生と高校生がプログラミングの基礎力や課題解決の力を身に付けられる講座として、「デジタルサマーキャンプ白老」を初めて開講している。31日までの3日間、専門的な知識や技術を持つ講師から直接指導を受けることができる内容。参加した児童生徒15人は、夢中になって学んでいる。

児童にプログラミングを指導するマナビット代表の藤澤代表(中央)

 講座は、プログラミングのスキルをはじめ、論理的思考、創造性、問題解決能力などの育成を目的としたプログラミング学習が2020年以降、小中学校と高校で必修化されたことを背景に企画した。白老町の児童生徒にプログラミングの魅力を知ってもらい、論理的思考力などを身に付けてもらうのが目的。

 2種類のコースを用意し、一つはオリジナルゲームを作りながらプログラミング言語を学習する「プログラミングコース」、もう一つは自分でテーマを決めてプロジェクトを企画し実現させる手法を学ぶ「マイプロジェクト探究スタートアップコース」。講師はICT(情報通信技術)を基軸とした教育プログラムを提供するマナビット(本社函館市)の藤澤義博代表と道内の大学生らが務めている。

 初日の「プログラミングコース」では、マサチューセッツ工科大学などが06年に開発、公開した教育用プログラミング言語「スクラッチ」を使い、オリジナルゲーム作りをスタートさせた。児童生徒たちは藤澤さんの説明に基づき、パソコンの画面上にいる猫を動かすところから学習を開始。プログラミングの基礎を学びながらそれぞれゲームを作り、最終日には制作発表を行ってまとめとする。

 「マイプロジェクト探究スタートアップコース」では、米大リーグのエンゼルスに所属して活躍している大谷翔平選手も活用したことで知られる思考方法「マンダラート」について、説明を受けた。高い目標を実現するために必要な項目を書き出して視覚化し、課題克服のヒントにする手法で、具体的な進め方を学んだ。

 藤澤代表は、3日間の受講を通して「目標をクリアするために自分が何をすべきかを自分で考え、行動してもらう力を付けてもらいたい。自分の人生をデザインする魅力を少しでも感じてくれたら」と話していた。

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