売却総額は過去最高の53億円超え【新ひだか】
【新ひだか】北海道市場のサラブレッド1歳馬の競り市「セレクションセール」(日高軽種馬農協主催)が26、27日の両日、静内神森の同市場で開かれた。同セールは昨年まで1日だったが、上場頭数の増加により、今年から2日間となった。
26日は、156頭(牡110頭、牝46頭)が上場し、132頭(牡96頭、牝36頭)が落札され、売却額は27億8630万円(税込)だった。売却率は84・62%、平均価格は2110万8333円。
27日は、145頭(牡100頭、牝45頭)が上場し、131頭(牡91頭、牝40頭)が落札され、25億5200万円(税込)だった。売却率は90・34%、平均価格は1948万916円。
2日間の合計では、前年比67頭増の301頭(牡210頭、牝91頭)が上場し、同61頭増の263頭(牡187頭、牝76頭)が落札され、売却総額は同13億2253万円増の過去最高を記録し53億3830万円(税込)、売却率は87・38%だった。
セレクションセールは厳選した馬だけが上場できる馬市で、上場申し込み馬の中から実馬検査や血統によって選抜された301頭がセレクションセールに上場登録された。
セールの最高額取引馬は、牡「レーヌミノル2021」(父ブリックスアンドモルタル、静内御園・フジワラファーム生産)で吉岡實氏が7260万円(税込)で落札。牝馬の最高額は日高町富川・シンボリ牧場生産の「スイートサルサ2021」(父ロードカナロア)の5280万円(税込)だった。
セリを終えた同農協の古川雅且組合長(68)は「87・38%の高い売却率と過去最高額に驚き。サマーセールとセプテンバーセールの混雑緩和のために上手く分散でき、購買者も987人で昨年より101人増加した。良質馬も多く、生産者も購買者も安心して売買していただけた」と話していた。
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