【新ひだか】農林水産省の日仏農業教育関連事業の一環で来町したフランス人留学生が11日、高静小学校（鈴木晋作校長、児童数５０７人）を訪れ、４年生62人と交流した。

　留学生はクレア・デュバルさん（19）とカッサンドラ・ブランシェットさん（18）。２人は６月18日に来町。同19日～７月19日まで、静内旭町の谷岡牧場で、きゅう舎の清掃や馬との接し方などを学び、静内農業高の授業にも参加した。

　小学校との交流は静内農業高と町教委からの提案で、海外文化交流を目的に高静小と桜丘小で実施した。

　このうち高静小では、デュバルさんとブランシェットさん、通訳で静内農業高の須古洋晴、土田隆太両英語教諭が訪問。

　初めに児童たちが英語で自己紹介した後、日本の伝統的な遊び「けん玉」「コマ」「お手玉」などを披露。留学生２人は、フランスの童謡や流行をスライドを使って紹介した後、体を使ったゲームで児童たちと楽しんだ。

　２人は「日本の子どもたちは元気いっぱいで、海外の人にも気軽に接してくれる。英語で自己紹介もできて驚いた」と交流を振り返った。

留学生（左）へけん玉を披露する児童たち＝高静小＝