今年も登場した「風鈴小道」

彩り手水（金刀比羅神社提供）

　【根室】根室金刀比羅神社（前田康宮司）は、祭りのない夏を彩ろうと境内に「風鈴小道」、手水舎（てみずしゃ）を「彩り手水」として参拝客や観光客を迎えている。

　北海道三大祭りとして根室っ子自慢の金刀比羅神社例大祭は、新型コロナ禍で３年連続の中止に。風鈴小道は、３年前から取り組んでいるもので、風鈴の数が２１個増えて約１８０個が並ぶ。

　風鈴は「邪気を払う」と伝えられており、境内を吹き抜ける風が江戸風鈴を涼やかに鳴らす。短冊は祭りに参加している子供たちの姿を切り取ったオリジナル写真短冊で、裏には「丸に金」の社紋が入っている。

　一方、境内近くの第１駐車場の手水舎は「彩り手水」として飾り付けている。手を清めるための手水舎を切り花などで飾っており、今年は生花や切り絵、浮き球などより鮮やかになった。風鈴小道は８月末まで、降雨や強風時には取り外しているので注意。