【平取】町教委主催の「町小学生議会」が13日、町役場の議事堂で行われた。町内にある５小学校から２人ずつ議員を選出し、10人が議会で質問をした。初めての取り組み。傍聴者は、平取小６年生のほか４校の５・６年生計60人。

　開会で庄野剛教育長は「未来を担う子どもたちに町議会を体験してもらい、町民と議会、役場との関り、町への要望、疑問に思っていることを質問するなどして、議会への理解を深めていき、町の仕組みについて学習してもらいたい」とあいさつ。千葉良則議長は「緊張していると思うが、堂々とはっきり質問してほしい」と激励した。

　小泉穂乃花さん（平取小６年）が「馬とのふれあい牧場を作ったらいいと思うのですが、どうですか」、松下陸人君（貫気別小６年）が「貫気別地区付近にも病院や診療所を作ってほしい」、高橋双葉さん（振内小６年）が「立派な遊具のある公園を作ってください」、笠原優菜さん（二風谷小６年）が「なんで平取町はトマト作りがさかんになったんですか」など、10人が町政に対する質問をした。

　大竹翼輝（つばさ）君（紫雲古津小６年）は「質問内容は６年生全員で考えた。初めて大勢の前で質問したので緊張したけど頑張れた。いろいろなことを知る機会になった」と話し、アドバイスした桜井幹也議員は「初めての試みだったが面白かった。毎年こういう機会を設けることによって、スムーズに進めることができ活発な討論ができるのでは」と今後の要望をした。

緊張しながらも一生懸命取り組む小学生議員たち