浦河警察署主催の「道警ふれあいコンサートｉｎ浦河～音で結ぶ優駿の里～」が16日、浦河町総合文化会館で開かれ、入場者を署管内の東部３町（浦河、様似、えりも町）に限定し、３２７人が道警音楽隊とカラーガード隊の演奏・ドリルや浦河高校吹奏楽局の合同演奏を楽しんだ。道警音楽隊とブルーガード隊による演奏は、２０１５年11月の町制施行１００周年記念時に行われた町交通安全大会以来７年ぶり。

　オープニングで佃正広署長が「ほかでは見られない浦河署独自の企画。ぜひ楽しんでほしい」とあいさつしたあと、浦河フレンド森のようちえんの園児たちが動画で「運転気を付けてね。僕たち私たちも気をつけます」と交通安全宣言。

　また、この日「安心安全アドバイザー」に任命された北海道日本ハムファイターズマスコットのＢ・Ｂも登場し作曲した「Ｈａｒｖｅｓｔ」など２曲をピアノ演奏し第１部が終了した。

　第２部は道警音楽隊による単独演奏。聴き馴染みのある「ボギー大佐」「１００％勇気」「川の流れのように」を演奏。ミュージックパトロールｉｎ浦河と題したプログラムではカラーガード隊らと交通事故防止、特殊詐欺防止音楽劇で飲酒運転と特殊詐欺を音楽と劇で啓発し、観客たちも音楽と劇の融合に釘づけになっていた。

　第３部は浦河高校吹奏楽局と合同演奏。「サンバ・テンペラード」「名探偵コナン　メインテーマ」など３曲を総勢46人が迫力ある音を披露し、観客たちも感染予防で声を出すことができないが手拍子と拍手で応えた。

　アンコールは子どもに人気の「パプリカ」を演奏。子どもたちも笑顔で踊り、大盛り上がりで幕を閉じた。

　合同演奏を終えた浦河高校吹奏楽局の三上やこ局長（３年）は「音楽の魅力を再確認できた。とても緊張したが、音楽隊の皆さんは安心感があった」、田中梨々華さん（２年）は「貴重な経験をさせてもらった。合同練習ではいろいろなことを教えてもらい勉強になった」と、それぞれ話した。

　17日には、新ひだか町三石の総合町民センターはまなすでも道警コンサートが行われた。

合同演奏で迫力あるサウンドを披露する道警音楽隊と浦河高校吹奏楽局