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十勝毎日新聞

村出身の須貝さん高校生外交官に 倍率10倍、道内唯一【中札内】

 中札内村出身で遠軽高校(オホーツク管内遠軽町)2年の須貝亮太さん(17)が、国際社会でリーダーとして活躍できる人材育成を目的とする「AIG高校生外交官日本プログラム」の高校生外交官に道内で唯一選ばれた。21日~8月2日に京都市で行うプログラムで米国人高校生との交流を図る。

21日から京都で米国生徒と交流「村の魅力伝える」

「将来はグローバルな人材に」と夢を語る須貝さん

 中札内小、中札内中を卒業。小4の頃にラグビーを始めた。ニュージーランド代表チーム「オールブラックス」に憧れ、将来はニュージーランドで「ラグビーに関わる仕事をしたい」との思いで、ラグビー部強豪校の遠軽高に進んだ。

 ラジオ英会話などを活用し、中3で英検2級を合格するなど努力を続けてきたが、「今でも勉強という感覚はなく、趣味みたいなもの」という。「中学校の頃の先生が熱心で、積極的に学べる環境をつくってくれた。中札内中のおかげで英語が好きになった」と笑顔で語る。

 同プログラムには1月に応募し、「試験に受かる自信はなかったが、夢への一歩になればと思った」。

 同プログラムは実行委員会が主催し、AIG損害保険、フリーマン財団が協賛。実行委によると、日本の高校生が米国を訪れる「渡米プログラム」も合わせて60人の枠に、申し込みは例年700人ほど。倍率は10倍にもなる。

 日本プログラムは須貝さんを含め全国から20人が集まり、米国から来る高校生20人を受け入れて10日間の共同生活を送る。須貝さんは米国人高校生らに剣道を教えるほか、日本の教育についてプレゼンする。

 その上で「中札内村はもちろん、北海道の魅力も伝えたい」と目を輝かせる。また、米国の校則に対する考え方なども「ネット上ではない生の声を聞いてみたい」と話す。

 今回の経験を生かし「グローバルな人材に近づきたい」と須貝さん。「実際に現地の人たちと英語で話すのは初めてで緊張するが、日本の高校生代表として責任を持って交流に臨みたい」と意気込んでいる。

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