道内外のクラシックカーオーナーが公道を法定速度で走るラリー大会「トロフェオ・タツィオ・ヌヴォラーリ」が１５日午前、池田町のワイン城を起点に始まった。タレントの堺正章さん（７５）も参加。一行は１７日までの３日間、道東方面を巡る。

スタート地点にずらりと並んだクラシックカー

　イタリアの伝説的なレーシングドライバーの名を冠したイベントで、今年で２２年目。初日は釧路管内弟子屈町で宿泊、２日目は根室市の納沙布岬を訪れ、最終日はゴール地点の更別村の十勝スピードウェイに向かう行程となっている。

　ワイン城東側の駐車場に往年の名車１４台が集結。池田町ブドウ・ブドウ酒研究所の佐野寛所長が「安全に楽しんで良い思い出をつくってください」と呼び掛け、参加者に記念ラベルを貼った十勝ワイン「山幸」が配られた。堺さんは「昨夜はホテルで白ワインをいただいた。立派なワイン城があると観光客も喜ぶでしょう。世界に発信できるワインを造ってほしいね」とエールを送った。

　午前１０時ごろ、参加車両の中で最も年式の古い１９３３年式の「バリラ５０８」を先頭にスタート。５６年式の「ランチア・アウレリア　Ｂ２４スパイダー・アメリカ」のハンドルを握った堺さんも、観衆に手を振って応えた。