【日高】町教委主催の「かけっこ教室」が５月29日、門別中央スポーツホールで開かれ、元陸上選手の北風沙織さんを講師に小学１年生〜３年生31人が参加して基礎的な運動能力を身につけた。

　北風さんは陸上女子４００㍍リレー日本記録保持者で、２０２２年１月から母校の北翔大の監督に就任。

　教室は、はしご状のトレーニング用具のラダーやなわとびなどの道具を使って、鬼ごっこなどの遊びをしながら、つま先で飛ぶ、膝を真っすぐ前へ出し上に高く上げるなどを基礎的な走り方のコツを楽しく学んだ。

　北風さんは速く走るためのポイントとして、「姿勢を良くするために、なわとびやけんけんをして体幹を鍛える」、「進む方向に膝を向け、高く上げ回転を速くする」、「バランスを保つ。片足で立ち両手両腕を広げて、片方の足をうしろへ伸ばし飛行機のようにする」などとアドバイスした。

　富川小１年の花野應介（おうすけ）君は「走るのが好き。鬼ごっこをしたり、リズムを変えたりして楽しかった。教えてもらったことを休み時間にやって、運動会で頑張る」、同３年の中川優翔（ひろと）君は「バランスが大事なので普段からなわとびをやるようにして鍛える。いろいろなことを学べて良かった」とそれぞれ話した。

　最後に北風さんは、「学年が低いうちから取り組んでいくと効果があり、いっぱい体を動かして楽しく遊んでほしい。遊びの中から鍛えられることがたくさんある」と述べた。

道具を使って運動能力を鍛える子どもたち