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十勝毎日新聞

歩いて健康に 2916人登録 市「健康マイレージ」【帯広】

 スマートフォンアプリを使い、歩数に応じたポイントをためて各種の特典を受け取ることができる帯広市の「健康マイレージ事業」は開始から3年目を迎え、働き盛りの世代を中心に2916人(4月末時点)が登録している。今年度末までに4500人の登録を目標としており、特典の充実やさらなる周知により、利用者の増加を図っている。

帯広市健康マイレージ事業のスマホ画面

 同事業は2020年9月に開始。市内に在住または勤務する18歳以上が対象で、ウオーキングアプリ「SPOBY(スポビー)」をダウンロードし、ユーザー登録をすることで参加できる。

 利用者の1日の平均歩数は5800歩で、登録時に「ほとんど運動習慣がない」と答えた人の歩数平均は初年度と比べて730歩増加するなど、健康への意識向上に一役買っている。

 利用者は30~50代の会社員が7割を占めており、高齢者への浸透が課題となっている。スマートフォンを持っていても、操作に慣れていない場合、登録までのハードルが高いことが要因とみており、市は主催するスマホ講座と連携し、登録方法の説明を検討するほか、登録方法を記載したカードを協賛企業や市役所窓口などで配布する予定だ。

 さらに特典を充実させることで参加意欲を高めてもらおうと、協賛企業を随時募集している。現在は約40企業が協賛しており、居酒屋の飲み放題無料、フィットネスクラブの無料体験、ドラッグストアの10%引きクーポンなど、業種を問わず、さまざまなサービスや品が抽選や先着で受け取れる。

 市は「歩くことは生活習慣病の予防や改善、ストレスの軽減、精神面にも良い効果がある。事業者とも連携し、さらなる利用増につなげていきたい」(健康推進課)としている。

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