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室蘭民報

青々すくすく 田植え終盤【胆振西部】

シーズン終盤に入った田植え

 胆振西部では、田植えシーズンの終盤を迎えている。各地の水田には青々とした苗が植えられ、収穫に向けてすくすくと成長している。

 自家精米した米を販売している太細保春さん(76)は、5月28日に伊達市館山下町の水田で田植えを開始。快晴となった当日は、朝から田植え機に乗って約8千平方メートルある水田に「ななつぼし」を一日かけて植え込んだ。収穫は9月中旬ごろ。例年の収穫量は約540キロに上るという。

 「苗がうまく育てば半分は取れる、と言われるくらい苗の時期はとても重要」と太細さん。「4月は雨が少なく水管理が大変だったが、順調に育ってくれた」と話す。

 太細さんの米は、毎年買いに来る客から「味が良い」と評判がある。「たくさん取れればいいというものでもない。うちの田んぼでは、肥料を少なめにして育てている。一つの田んぼに対して、ちょうどいい量を収穫するのが、おいしい米をつくるポイントだ」と、こだわりをみせている。

 胆振西部の田植えは、6月の頭まで行われる。

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