【新ひだか】二十間道路桜並木を会場に「第59回しずない桜まつり」（実行委主催）が４月30日、開幕した。４月25日にエゾヤマザクラの開花、29日に満開が宣言され、この日も道内外から訪れた観桜客でにぎわった。

　今年のサクラは昨年の満開日の４月30日より１日早く29日に満開を迎えた。30日は、朝から晴天の花見日和となり最高の見ごろとなり、実行委では４、５日前後は見ごろが続くと予想している。

　この日は、まつり会場入口のエントランス広場やメーン会場の花のトンネル周辺では、すっかりピンクに色づいた並木を散策する家族連れやカップルが多く見られた。

　花のトンネル横では、新ひだかイベント出店組合から計16店舗がさまざまな土産物や食べ物を販売。今年も、新型コロナウイルス感染防止のため花のトンネルのイベント広場での各種イベントや物販、龍雲閣の一般公開などを中止し、会場での飲食を禁止、縮小した桜まつりとしている。

　実行委では、「静かに、しっかり感染対策をして、散策を中心にきれいなサクラを楽しんでほしい」と話し、密集しない分散した花見を呼び掛けている。

　しずない桜まつりは４月30日～５月５日までの６日間の開催だが、札幌管区気象台の４月29日現在の週間天気予報によると、高気圧に覆われて晴れる日もあるが、低気圧や湿った空気の影響で曇りや雨の降る日もある予想で、気温は平年並みか低い予想となっている。

　二十間道路桜並木に来場した観桜客は約１万４０００人、30日は正午まで９４８０人となっている。ゴールデンウィークはこれからが本番で、さらに大勢の観桜客が訪れる見通しだ。

二十間道路桜並木を散策する観桜客