日高産木材の有効活用【浦河】
日高振興局は日高産木材の有効活用とゼロカーボン北海道の実現に向けたPRを目的に、日高産広葉樹原板と木質バイオマス製品などを同振興局1階玄関ロビーで展示している。
日高地域森林資源持続化推進協議会では、日高産木材の有効活用を目的に建築用木材としては欠点とされている「節・腐れ・曲がり」などがある広葉樹の丸太から「製材原板」を制作・販売する取り組みを進めている。
日高管内では道内でも広葉樹の資源が豊富な地域で、トドマツなどの人工林伐採に合わせて、広葉樹の丸太も生産されることがある。広葉樹の丸太の利用方法としては、これまでは大部分が木材チップに加工され、パルプ原料やバイオマス燃料などに利用されてきた。伐採量が少ない日高産広葉樹が木材チップだけになるのは「もったいない」という思いから欠点を逆に特徴とした原板を製作・販売するに至った。
今回展示している広葉樹原板は、事務局のひだか南森林組合(様似町鵜苫)が、今まで紙の原料などにしか利用されなかった丸太から、家具やDIY用に加工したもの。内装材や造作用材に使える「ヤチダモ」やフローリング材、家具・建具材に「アサダ」、ドア・サッシなどに「キハダ」、彫刻材、まな板、仏壇などに「ホオノキ」、壁材、生活用具材などに「ミズナラ」、内装用合板などに「センノキ」、器具材、楽器材などに「シラカバ」、器具材、機械材などに「サクラ」の8種。
また、ゼロカーボンの取り組みでもある木質バイオマスの熱エネルギー利用の普及PRを目的として木質バイオマスに関するパネルや、広葉樹チップ(製紙用)、木質バイオマスチップ(発電・ボイラー用)、トドマツおが粉(家畜敷料)、日高産広葉樹薪(ストーブ用)、日高産スギスウェーデントーチなどを展示しているほか、各種パンフレットも用意されている。
ひだか南森林組合事務所では、広葉樹原板を常時展示販売を行っている問い合わせは同組合(☎0146・36・2031)へ。
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