大漁旗がエプロン、こいのぼりに 上ノ国漁協女性部が再利用【上ノ国】
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色とりどりの大漁旗エプロンを着用し制作したこいのぼりを手にするメンバー
【上ノ国】「ひやま漁協女性部上ノ国支部」(品田俊子支部長、部員44人)は町内の汐吹生活館で、引退した漁船の大漁旗を材料にしたエプロン作りに取り組んでいる。 同支部は町内で水揚げされた魚介類を加工し、道の駅上ノ国もんじゅで販売している。加工場で調理作業中、昨年度末閉校の滝沢小学校に飾られた大漁旗がメンバー間で話題になった。各家庭に眠る大漁旗も有効活用できないかとエプロン作りが始まった。
大漁旗は主に、汐吹地区から約60枚集め、洗濯、裁断、アイロン掛け、ミシン縫いなどの工程を経て、エプロンと三角巾14セットを制作した。5月5日の「こどもの日」に向け、汐吹漁港で掲揚する、こいのぼりも数匹制作した。
品田支部長によると、大漁旗は大きさのほか、厚みや柄がさまざまで「模様を合わせるのが大変」と強調、薄い生地の旗は三角巾用などとこだわって制作しているという。
品田支部長は「みんなでそろいの大漁旗エプロンを着て、おいしい加工品作りに取り組みたい」と作業を進める。水産加工作業が本格化する5月の連休明けまでにエプロンと三角巾20セットを用意する予定で、トートバッグなどの制作も計画している。
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