小田卓朗さんが表敬訪問【浦河】
冬季五輪2022北京大会に出場した男子スピードスケートの小田卓朗元選手が3月31日、浦河町役場を表敬訪問した。今シーズンの成果を報告し、多くの町民の応援やサポートに感謝した。
小田さんは、男子スピードスケート日本代表選手として平昌大会に続き北京大会で2大会連続出場を果たした。平昌大会では男子1000㍍5位、男子1500㍍5位と入賞。今大会は男子1500㍍に出場したが17位と前回大会の結果を超えることはできなかった。
浦河町で生まれ、浦河東部小1年生の時にスケートを始めた。浦河東部スケート少年団に在籍し、町民スケート大会でも活躍。浦河第二中卒業後はスケートの名門・山形中央高校に進み、椿央(ひろし)監督のもとで技術を磨きながらめきめきと頭角を現し、高校3年生の時に全日本短距離別選手権1500㍍で優勝した。
浦河町役場を訪れた小田さんは池田拓町長、浅野浩嗣教育長、町スケート選手後援会の塩出諭会長、浦河スケート協会の小林孝範会長に今シーズンの成果を報告したほか、引退について言及した。
小田さんは北京五輪を振り返り「この4年間にかけてきた思いと、皆さんの応援のおかげで価値のある4年間を過ごせた。この経験は私にとって大きな財産となった。支えてくれた人たちに感謝する」と謝意を示した。
また、引退については「浦河町で小学校1年生からスケートをはじめ、20年近く取り組んできた。ここまでの成果を上げるには、自分一人の力では成し遂げられなかった。たくさんの人たちのサポートがあってここまで続けられた」と述べたうえで、「これからは、応援してくれた町への恩返しをしていきたい」と今後の活動に意欲を示した。
池田拓町長は「2回の五輪出場で町民に元気や勇気をいただいた。町民代表として感謝申し上げる」と、選手としてこれまでの活躍と功績をたたえた。
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