会員100万人「モンベルクラブ」 町が登録へ アウトドア情報発信【音更】
音更町は4月に、国内最大級のアウトドアブランド「モンベル」(本社・大阪市)の会員組織「モンベルクラブ」のフレンドタウンに登録する。音更のアウトドア情報を約100万人のクラブ会員に向けて発信し、アフターコロナを見据えた観光振興につなげる。
モンベルは、1975年に登山用品メーカーとして設立。現在は約3000アイテムのアウトドア用品の製造、卸、販売などを手掛ける。同クラブは有料制の会員組織で86年に発足。町経済部商工観光課によると、フレンドエリア(タウン)は、全国101カ所、道内は自治体単独または複数自治体で構成する組織が定めるエリア合わせて6カ所が登録している。
管内では既に新得町が登録済みで、4月に音更町と「十勝・日高山脈観光連携協議会」(帯広市、清水町、芽室町、中札内村、大樹町、広尾町)が登録する。
会員には、モンベルのウェブサイトやアプリで、フレンドエリアが紹介される他、A4判サイズの会員特典ガイド(年1回)や会報誌「OUTWARD」(年4回)にもフレンドエリアのアウトドア関連の各種情報が掲載される。
町は新年度一般会計予算に、フレンドエリア登録費として92万4000円を盛り込んだ。新型コロナウイルス感染拡大の収束を見据え、モンベルクラブの各種媒体を利用して観光振興を図る。同課は「モンベルクラブ会員に向けて音更町の魅力を発信する」としている。
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