「文藝えりも」発行【えりも】
【えりも】町文化協会(嵯峨直樹会長)はこのほど、町民などから寄せられたエッセー、随筆、短歌、川柳、俳句などを収録した「文藝えりも」第31号を発行した。
巻頭は、山崎郁子さんが「季節を彩る野の花の息吹」で、野草観察会での感動を綴っている。このほか前半のエッセーでは、「美しい桜・学ぶ喜び・守る努力」(同人)、「秋の虫と過ごした思い出の十日間」と「鶴のいる岬」(桑折広幸)、「聖徳太子との出遭」と「伝記物語」―親鸞聖人の出家―(鈴木勇高)。
随筆は、航海士の任務を綴った「言葉」(高橋良司)、「陶芸家になって~陶芸家として」(斉藤千賀子)。
詩は、「新雪の朝」(桑折広幸)。短歌は3人が「家へ帰ろう」と「なごり雪(林かおり)に7首づつ、「片言隻歌」(高橋良司)に5首、「亡き母を想いて」(酒井優子)に3首。川柳は3人が「ばあちゃんへの川柳」(酒井貞彦)4句、「父逝きて」(中村昌子)に3句、「二刀流」(草野泰子)に 7句を投句。
俳句は、えりも吟社会員8人が「花火」(柴田岳人)、「八重桜」(佐々木凌子)、「帰り花」(鈴木周子)、「秋深む」「佐々木蓉子)、「空蝉」(蛯名渚)、「水温む」(鈴木勇高)、「春の滝」(小山内栄峰)、「福寿草」(長岡青風)に、7句ずつ投句している。
表紙題字は、元えりも高書道講師の故・佐藤尚徳さん。表紙画はえりも高2年の宝金楓夏さん。A5判45㌻、1冊500円で町福祉センター内の町文化協会事務局(☎2・2526)で扱ってる。
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