函館江差道の通行止め全面解除 事故発生から3日ぶり【北斗】
【北斗】暴風雪の影響による多重事故で21日から通行止めが続いていた北斗市の函館江差自動車道北斗追分IC(インターチェンジ)―北斗茂辺地IC間について、函館開発建設部は24日午後4時半に全区間の通行止めを解除した。事故発生から3日ぶり。
函館中央署などによると、函館江差道北斗追分ICの1キロほど手前から木古内方向へ約1・5キロにわたり複数箇所で多重事故が発生。67歳の男性1人が死亡、ろっ骨骨折などの重傷者3人を含む16人が病院に搬送された。現場では事故車両約80台を含む160台ほどが動けなくなり立ち往生した。
車内にいた人たちは同日夜までに車を置いて、市のバスで市内2カ所の施設に退避。22日から車の撤去作業が始まり、自走できる車は所有者自ら運転し、不可能の場合はレッカー車で移動させた。北斗市内の40代女性は通勤中に事故に遭い、首に軽いけがを負った。23日夕にレッカー車による移動作業に立ち会った。取材に対し「まだ手付かずの車がたくさんあり、あまりの惨状に涙が出ました」と話した。
道開発局は21日午前7時32分から北斗追分IC―北斗中央IC間の上下線で通行止めにしたが、同8時半から北斗茂辺地ICまで区間を変更した。函館開建は車両の移動と並行して道路の安全点検を行い、警察の現場検証終了後すぐに開通できるよう準備を進めた。24日、規制開始から約80時間ぶりの開通に至った。
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