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名寄新聞

ラッセル列車が運転中・例年より多くのファン訪れる【名寄・美深】

雪を豪快にかき分け跳ね飛ばしていくラッセル列車=名寄市内の東恵橋で=

 JR宗谷本線では現在、ラッセル列車が運転されており、全国各地から鉄道ファンが沿線に足を運び、撮影している。一方、車両が老朽化し、今後は新型への置き換えが検討されているため、現行型をカメラに収めよう―と例年より多くの人たちが訪れている。

 ラッセル列車は、積雪に関係なく定期ダイヤを設定。宗谷本線では今シーズンも昨年12月10日から名寄~南稚内間、同月15日から旭川~名寄間で運転を開始している。

 運転台付きの「ラッセルヘッド」をDE15形ディーゼル機関車の前後に連結することにより、機関車を前後付け替える「機回し」をせずに折り返し運転を容易としている。

 かつては道内の各線区でラッセル列車が走っていたが、ここ20数年は保線作業員が操縦する排雪モーターカーや排雪ロータリーが普及しており、随時、除雪している。そのため、定期のラッセル列車は現在、宗谷本線の旭川~南稚内間をはじめ、石北本線の新旭川~遠軽間、函館本線の札幌~長万部間でしか見られなくなっている。

 雪が降り積もる中、赤いラッセル列車がエンジン音を力強くうならせ、雪を豪快にかき分けていきながら線路脇に跳ね飛ばし、疾走している。雪の跳ね具合は通過前の降雪量で大きく変化し、特に通過直前に雪がやんで晴れ間が広がれば、写真や動画として一層映える。こういった要素は運も大きく左右されるため、納得いく撮影ができるまで何度も沿線に通う人もいる。

 赤い車体と真っ白な雪のコントラストが際立っており、鉄道ファンたちは「赤い雄姿」を追いながら、厳しい冬の鉄路を守るシーンをカメラやビデオに収めている。

 南稚内から名寄への上り方向は、朝から昼過ぎにかけて走行するため撮りやすく、幌延町内の下沼跨線橋、中川町内の歌内、琴平、音威子府村内の音威富士スキー場下、美深町内の恩根内跨線橋、名寄市内の東恵橋などが撮影スポットとして有名。運行は3月半ばまで予定している。

 なお、撮影の際、線路敷地内には絶対に立ち入らないこと、列車の運行を妨害しないことなど、ルールとマナーの厳守を。

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