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函館新聞

食品加工業のデジタル力向上へ 渡島振興局がノウハウ伝授【函館】

 渡島総合振興局は今年度から、道南の食品加工業などの「デジタル力」向上を支援する新たな事業に乗り出す。コロナ禍で増えるオンライン商談やSNSでの情報発信を成功させるためのノウハウを研修、対面と同じ成果を上げられるようにする。アフターコロナを見据え、営業力を強化し、企業価値を高めることを後押しする。

 振興局の独自事業「食彩王国南北海道スパイラルアップ事業」の一環で、道南うみ街信用金庫が共催。渡島、桧山管内の食品加工業などが対象で、具体的には道の研修事業「地域フード塾」や、渡島総合振興局と桧山振興局が主催する「道南食のブランドフェア」の参加者を予定している。

 「食人材『デジリョク』向上塾」と題し、専門家3人が講演する。

 1回目は20日午後1時半~同3時に渡島合同庁舎3階講堂で、コープさっぽろ(札幌)宅配事業本部企画部長の森川大さんが「オンライン商談のこつ」をテーマに、バイヤーの視点から商品の魅力をより効果的に伝えるための工夫などをアドバイスする。

 2回目は2月14日午後1時半~同3時、同3時15分~同4時45分の2回に分け同庁舎4階会議室で、前田直樹経営研究所(札幌)代表で中小企業診断士、ITコーディネーターの前田直樹さんが「生かす『POSデータ』」と題し、POSデータの基礎的な知識やデータの集め方、データの活用方法を伝授する。

 3回目は、函館出身のフードライターでオフィスYT(札幌)代表の深江園子さんが3月8日午後1時半~同3時、同講堂で「SNSの言葉~商品の魅力を伝えるために」と題し、SNSでの表現力・作文力を指導する。いずれも参加無料で、オンライン参加も可。

 第1回でオンライン商談のこつを学んだ参加者向けに、道南食のブランドフェアのオンライン版を2月25日午前10時半~午後4時に同講堂で開催。身に付けた能力を、道内外のバイヤー相手に披露する。

 振興局商工労働観光課は「道南の多くの企業ではオンライン商談が浸透しておらず、商談成約率が下がる傾向にある。コロナが落ち着いても全てが直接対面には戻らないので、時代に備えておくことが重要。プレゼンテーションやコミュニケーションのこつをつかみ、自信をもってオンライン商談に挑んでほしい」としている。

 申し込みが必要で、1回目が17日、2回目が2月7日、3回目が3月1日までにメール(ooki.mio@pref.hokkaido.lg.jp)またはファクス(0138・47・9207)で。問い合わせは同課(同47・9461)へ。

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