第44回全国高等学校柔道選手権大会北海道大会が22、23の両日、札幌市豊平区の北海道立総合体育センターメインアリーナで開かれ、浦河町出身の佐藤雅典選手（東海大付属札幌高２年）が男子個人81㌔級で優勝、団体戦でも２位に入り、来年３月20日から東京都千代田区の日本武道館で開かれる全国大会に出場する。

　佐藤選手は、小学１年時に浦河柔道スポーツ少年団に入団し中学卒業まで在籍。高校は東海大付属札幌高に進学した。

　道大会では準決勝で笹川大翔選手（札幌山の手高）を大内刈りで一本勝ちし、迎えた決勝戦は及川航生選手（北海高）を指導差１で勝利して優勝した。

　佐藤選手は「小学校１年から柔道を始めた。初めて全道大会で優勝し全国大会に出場するので、お世話になった人へ感謝の気持ちを忘れず、悔いの残らないよう全力で試合をし勝ち上がっていけるよう頑張ります」と話し、「団体戦は、準優勝での全国大会出場なので負けた悔しさを忘れずに、チーム一丸となって目標の日本一を目指し頑張ります」とコメントした。

　浦河柔道スポーツ少年団時代の指導者、橘康弘さんは「優勝が決まった瞬間、鳥肌が立ったが、団体戦の内容が悪かったので全国大会までに修正して頑張ってほしい」と教え子の活躍をたたえエールを送っていた。

男子個人81㌔級で優勝の佐藤選手