道南「縄文」「道の駅」を巡るバスツアー発売【函館】
日本旅行北海道は、道南の縄文遺跡群に関連する施設を巡る「縄文バスツアー」と道の駅を周遊する「道の駅めぐりツアー」の販売を19日から始めた。次回運行日は25日で、日帰りで地域の魅力を再発見できるツアーとしてPRしている。運行は一部日程を除き、来年1月30日まで。
地域の観光拠点再生を目指す観光庁の事業の一環で、国の補助金を活用して実施。バスの運行は函館バスとエイチ・ビー観光が担当する。
2つのツアーはJR函館駅前、湯の川温泉街のバス停留所「湯元啄木亭前」のいずれかから乗車する。
縄文バスツアーは、道の駅しかべ間歇泉公園を訪れ、午後から函館市縄文文化交流センターを見学する。25日以降は、26、28日、1月4~10日、12~16日、18~23日、25~27日、29、30日に運行予定。
道の駅めぐりツアーは、縄文ロマン南かやべ、しかべ間歇泉公園、なないろ・ななえ、みそぎの郷きこないの4つの道の駅を巡る。1月1、2日を除く、同30日までの土、日曜に運行予定。
今年7月に世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」がある南茅部地区へは、函館バスが路線バスを運行しているものの、遺跡へ向かうには乗り換えが必要になるなどアクセス面での課題が多い。ツアーは公共交通によるアクセス利便性向上を目的とした実証実験も兼ねる。
函館バス管理課の横山昴平係長は「ツアーを通じ、お客様の声を聞き、ニーズの把握につなげたい」とし、日本旅行北海道函館支店の山村拓也係長は「地域が新型コロナウイルスのダメージを受ける中、プチ旅行感覚で楽しみ、地域が盛り上がるきっかけになれば」と呼び掛ける。
旅行代金は一人1500円で昼食付き。各日定員20人。二次元コードを読み取り、出発日5日前の午後5時までウェブで申し込む。問い合わせは同支店(0138・62・3770)へ。
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