函大ビジネス研究室とホテイヤがベジサンド共同開発【函館】
函館大のサークル「ビジネス企画研究室」に所属する学生と函館市末広町の飲食店「HOTEIYA SANDWICH STAND(ホテイヤ・サンドイッチ・スタンド)」は、ベジタリアン(菜食主義者)に対応したオリジナルサンドイッチを共同開発し、店内で試食会を開いた。来年1月6日から同店で販売する。
両者が開発したサンドイッチは「カリフラワー×グリーンカレーソース」「豆腐×レモングラスソース」の2品で、商品名は「ベジリズム」。食べごたえや腹持ちの良さも考慮し、メインのカリフラワー、豆腐はパン粉で揚げ、他の野菜とともにパンにはさみ、具材にはさっぱりした自家製ソースをかけた。
研究室は、地域課題の解決につながるビジネスモデルを企画立案し、実践するサークルで、このうちビーガン(完全菜食主義者)のメニュー開発に取り組むプロジェクトチーム(1~3年生6人)が担当した。
店を共同で経営する高瀬健太さん(28)と佐藤啓太さん(28)は函大卒業生で、研究室の協力要請に快く応じた。
10月ごろから商品開発に向けた検討を重ね、11月上旬には試作品の試食会を実施。ベジタリアンをターゲットにし、健康志向の人にも訴求したメニューに仕上げた。
4日の試食会は、先着30人に無料で提供。チーム2年の古川遥菜さん(19)は「幅広い世代の人に食べてもらい、野菜だけでも満足感が得られることを実感してほしい。ベジタリアンの文化を知ったり、自身の食生活を見直したりするきっかけにもなれば」とし、高瀬さん、佐藤さんも「野菜の新しい食べ方をどんどん提案していきたい」と話した。
サンドイッチは週替わりのメニューとして提供し、レギュラーサイズ800円、ラージサイズ1100円で販売する。
木、金、土、日曜の週4回営業で午前11時~午後7時、土曜のみ午後8時まで。
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