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函館新聞

国際ホテル・黒滝さん1位 若手料理コンクール【函館】

1位に輝いた黒滝さん

 日本中国料理協会函館支部(木村史能支部長)は8日、函館短大付設調理製菓専門学校で、地場食材を使った青年部料理コンクールを開いた。中華の若手料理人7人が函館産ブリと奥尻産ホソメコンブをテーマにオリジナル料理を作り、審査の結果、1位(函館市長賞)に黒滝空登さん(21)=函館国際ホテル=の「3種類の色鮮やかなブリとホソメコンブの料理」が輝いた。

 本来は、300人以上の市民に料理を作って提供する「郷土料理発表会」の中で若手会員の料理コンクールを行っていたが、新型コロナウイルスの影響で昨年から若手コンクールのみ開催している。海藻活用研究会(安井肇会長)が協力しホソメコンブ5キロを提供、渡島総合振興局がブリ20キロを手配した。

 若手コンクールは技術、知識の向上と食文化の発展が狙いで、今回は洋食部門の応募がなく、中華部門に7人がエントリー。全員20代で支部会員。審査員は市食産業振興課の田中麻衣子課長、安井会長、振興局水産課の榊原滋係長、調理製菓専門学校の山本仁志校長の4人が務め、榊原係長が「振興局ではブリの消費拡大に取り組んでおり、ブリを地域ブランドとして盛り上げていきたい。函館産は小ぶりで脂ののりが少ないという弱点があるが、若いアイデアで弱点を克服してほしい」と励ました。

 審査員は味(8点満点)、色彩(5点満点)、商品価値(同)、盛り付け(同)、アイデア(同)、原価(同)で点数をつけ評価した。子ども海藻大使7人(函館、七飯の小学2~6年)も審査に加わった。7人中6人は、今年8月に「奥尻島ホソメコンブ調査隊~海と日本プロジェクト」と題し、奥尻を訪れており、ホソメコンブの食材としての魅力を体感した。

 2位の日本中国料理協会函館支部長賞には、山本英司さん(27)=函館国際ホテル=、3位の海藻活用研究会長賞には木村滉太さん(21)=同=、子ども海藻大使賞には樋熊崚平さん(21)=同=が選ばれた。

 黒滝さんは「素直にうれしい。たくさんの人にアドバイスをもらったので、感謝の気持ちを伝えたい。3品のバランスをうまく調整できたのが良かった」と話した。

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