堀に電球が灯される「五稜星の夢」の上空に打ち上がった花火（４日午後４時５０分ごろ、五稜郭タワー展望台から）

　国の特別史跡・五稜郭跡の堀周辺に置かれた約２０００個の電球を灯すイベント「五稜星の夢（ほしのゆめ）」（実行委主催）は４日、郭内から点灯記念の花火を打ち上げた。五稜郭タワー展望台を訪れた市民らは星形に浮かび上がった五稜郭と目前で開く大輪の彩りを楽しんでいた。

　市民のボランティアでつくる実行委（柏倉光一委員長）が１９８９年から実施し、今年は１日に始まり来年２月２８日まで、日没から午後８時まで点灯する。

　仙台市から同タワーを訪れていた専門学校生、平田多美さん（１９）は「偶然に花火を見ることができてうれしい。明かりがついた瞬間はきれいで身震いするほど感動した」と話していた。