サケの皮で靴作り学習【新ひだか】
【新ひだか】総合学習の時間でアイヌ文化を学んでいる山手小(加我盛生校長、児童97人)の4年生23人が2日、長年アイヌ民族に伝わってきたサケの皮でくつる靴づくりの体験学習を行った。
静内東別にある静内アイヌ協会・民族文化保存会の葛野次雄会長宅横の倉庫に、バスで到着した児童たちをアイヌ協会会員6人が出迎えた。
この日の講師は、白老アイヌ協会の伝承事業統括理事の新井田幹夫さん。冷凍したサケを使い皮剥ぎの作業を実演①腹を割いて内臓(しらこ、心臓、肝臓など)を取り出す②尻尾を切り落とす③ヒレを切り、頭の周りに切れ目を入れた後に、皮を引っ張る様子に児童たちは興味津々に作業を見学した。
児童たちも各テーブルに別れ、竹のヘラで皮に残った身を削る作業を行い、生臭くて内臓なども見え、気持ちの悪くなる児童もいた。
10月8日に同校児童が見学学習した三石富沢の三石さけますふ化場そばの三石川河原で、仕掛けた網を使って捕獲したサケが使われた。
14日には、同校家庭科室でハサミや皮革用縫い針、たたみ糸などを使って靴を完成させる予定だ。
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