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函館新聞

函館市、「ワーケーション」冬場にツアー再開【函館】

昨年のワーケーション体験ツアーで、ワークスペースを利用する参加者

 函館市は来年1月と2月に、首都圏の企業を対象としたワーケーションの体験ツアーを行う。当初は今年の8、9月に予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で募集を中断。初めての冬場開催となるが、市経済部は「冬ならではの函館の魅力を感じてもらうことで、将来的な企業誘致につなげていければ」と期待している。

 ワーケーションはワーク(仕事)とバケーション(休暇)を組み合わせた造語で、市は昨年9~11月に計7回の体験ツアーを初実施し、関東圏や中部圏などの38社から67人が参加。市臨海研究所や函館大三坂オフィスなどをワークスペースとして提供するとともに、公立はこだて未来大や市国際水産・海洋総合研究センターなどへの視察を盛り込み、研究機関の充実度をアピールした。

 今年度は定員を前年度の70人から100人に拡大。順調に申し込みがあったものの、首都圏における緊急事態宣言地域の期間延長や函館市内での感染者が増加傾向であることなどから8月18日付で募集を停止。それまでに申し込みのあった9人のみが参加した。

 その後もツアー再開を希望する声が多く聞かれたため、来年1月に2回、2月に3回の開催を再設定。各回定員10人で計50人を募集する。参加者は市内のホテルや旅館に4泊5日または5泊6日する2プランから選択。同研究所や大三坂オフィスなど公共施設5カ所をワークスペースとして提供し、リモートワークに適した通信環境が整っていることを体感してもらう。また、希望があれば、市内の企業とのマッチングを市がセッティングする。

 観光面では、ツアーを運営する旅行会社が総合的なアドバイスを行うコンシェルジュを配置し、参加者のリクエストに対応する。これまではイカ釣り船体験やカヌー体験などのアクティビティーをオプションとして用意していたが、今回は市内の観光施設の周遊を楽しめる「はこだてマルとくスペシャルチケット」を配布し、コンシェルジュと相談しながら自由に函館観光を楽しんでもらう。

 市経済部は「今夏はコロナ禍のため途中で募集を打ち切らざるをえなかったが、再開を望む声が多かったため冬場の開催に踏み切った。冬ならではの函館の様子を知ってもらい、仕事場としてだけでなく、生活の場としても魅力的な場所であることを実感してもらいたい」と話している。

 ワーケーション体験ツアーについての問い合わせはJTB北海道事業部(011・271・7024)へ。

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