元ニチロ取締役加藤さん、堤清六の偉業、北洋漁業の歴史語る 函館文化会講演会【函館】
函館文化会(金山正智会長)の講演会「北洋漁業と函館~日魯漁業創業者堤清六氏没後90年にあたって~」が16日、函館市中央図書館で開かれた。函館出身で元ニチロ(現マルハニチロ)取締役東京支社長の加藤清郎さんが講師を務め、北洋漁業開拓に力を注いだ堤氏の偉業を語った。
同館の郷土の歴史講座と共催。加藤さんは58年に日魯漁業に入社。始めに北洋の漁場や堤と函館出身の平塚常次郎が出会ったブロンケン岬などの位置を地図で説明し、北洋漁業について1980年代制作の映像を上映。参加者は日露戦争、ロシア革命、第1次・第2次世界大戦で繁栄と苦境を繰り返した堤商会(日魯漁業の前身)や函館との関わりについて理解を深めた。
このほか加藤さんは、北洋漁業が栄えた話として、千島列島北東端の占守島がサケなどの漁に適した場所であることを海軍軍人、郡司成忠が報告したことなどを紹介。1921(大正10)年に企業合同で日魯漁業が発足した際「堤商会の名を無くす腹の座った決断は『名を捨てて実を取る』だ」と堤を称えた。
また、現在販売する「あけぼのサケ缶」が初生産から110年を超えることについて「今でもデザインが大きく変わらないのはほかにない」と日魯漁業時代から継がれる伝統を強調した。
関連記事
華やか ツリー点灯 ディズニー映画イメージした飾り 新千歳
新千歳空港の国内線ターミナルビル2階センタープラザで23日、クリスマスツリーの点灯式が行われた。ツリーは例年よりもサイズが大きくなった高さ9メートル、幅6メートルのサイズで、青色を基調にした電球約...
こども食堂にカレイ フライにし弁当で提供 胆振総合振興局 むかわ
胆振総合振興局は24日、むかわ町の子ども食堂「むかわのこども食堂」にソウハチガレイを提供した。胆振管内で水揚げ量の多い地場産水産物の魅力を発信するためで、同食堂代表の北川飛鳥さん(41)と利用する...
SDGs実務へ12月「一社」発足【本別】
本別町でのSDGs(持続可能な開発目標)の仕組みづくりを検討する「SDGs・脱炭素推進協議会」(内田智大会長)は、事業の実務や橋渡し役を担う中間支援組織として、12月中旬に一般社団法人を設立...
「あにおび!」大団円 アニソンライブ13年の歴史に幕【帯広】
十勝・帯広のポップカルチャーをけん引してきたライブイベント「あにおび!」の最終公演「#21」が24日、帯広市内の帯広メガストーンで開かれた。アニメソングなどのライブ演奏が行われ、大団円を迎え...
ごみ収集、矛盾点指摘も 市議会と市民意見交換【帯広】
帯広市議会(横山明美議長)は23日、帯広市役所で市民意見交換会を開いた。参加した市民37人からは、加入率低下が続く町内会やごみ収集の問題などについて率直な意見が相次ぎ、「市に対する議会の追及が甘...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
道東道阿寒─釧路西 12月22日開通 札幌─釧路市街地直結【釧路市】
2昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
3トラウトサーモン安定的生産に期待込め 浦河港内で養殖試験 浦河町栽培漁業研究会 事業化に向け可能性探る【浦河】
4これからも進化を 喜びに沸く下河辺牧場【日高】
5長崎屋 解体現場を間近で 12月1日に見学会【帯広】
-
1
高校で卒業式、1623人が門出の日【釧路管内】
2昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
3釧路市動物園、ライオンのユウキ死ぬ【釧路】
4旧狩勝牧場再生へCF 返礼はソフト食べ放題やツアー 北広牧場【新得】
52年連続「世界切符」狙う ダブルダッチ・ABLAZE【壮瞥】