未就学児とその保護者を対象にした「キッズ・ボールパーク　ボールは、ともだち」が10日、コロナ緊急宣言明けの幼稚園・保育園児の親子33組約１００人が参加して浦河町ファミリースポーツセンターで開かれた。

　ベースボール型スポーツを盛り上げるため、ミズノなど15のスポーツ関連企業が集まって組織する一般社団法人野球・ソフトボール活性化委員会が実施機関となり、投げ方や捕り方のコツを教え、簡単な試合形式で野球やソフトボールの経験のない子どもでも安全に楽しめるレクリェーション。札幌のサイトウスポーツ主催、日高リトルシニア共催で道内では一昨年の札幌に続いて２カ所目の開催。

　講師は元北日本学院大高（現旭川大高）で甲子園出場経験があり、管内新冠町出身でプロ野球ヤクルトスワローズＯＢの有沢賢持さん（71）と広島県出身で崇徳高校、社会人野球から近鉄と阪神に在籍した面手哲志さん（46）の元プロ野球選手２人。日高リトルシニアの団員がサポートした。

　この日使うのは当たっても痛くない柔らかいボールとバット。ウォーミングアップからボールを上に上げて両手キャッチの「セルフキャッチ」、ペアになっての「パートナーキャッチ」、「置きティー打撃」のレッスンの後、４組に分かれて試合形式のキャッチ＆ランを行い、子どもたちは広い体育館の中を元気に走り回っていた。

置きティー打撃のレッスンで見事なスイングの園児