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函館新聞

江差追分会函館声徳会支部、17日から35周年活動展【函館】

35周年のボランティア活動の歩みを紹介する活動展を開く函館声徳会支部の内村支部長(後列右)と悦子さん(同左)夫妻ら

 江差追分会函館声徳会支部(内村徳蔵支部長)は17日から「民謡35周年ボランティア活動展」を函館市地域交流まちづくりセンター(末広町)で開く。1986年から続く慰問活動が35周年となり、同年から発行する機関誌「民謡ふれあいだより」や写真で活動を振り返る。

 同支部は75年に結成した同好会が母体で、86年から会員の技量向上を兼ねて、高齢者施設や函館少年刑務所などで慰問公演を実施してきた。現在は唄や三味線、踊りを含めて約30人で活動している。

 コロナ禍の影響で、慰問活動は昨年2月半ばに実施した通算498回目が最後で、大台を前に長い足踏みが続く。東本願寺函館別院東山支院を借りて、毎年春に開いている投げ銭チャリティーコンサート「唄って・笑って・春が」も2年連続で中止とした。稽古は少人数で続けているが、江差町で9月に開催される江差追分全国大会もなく、人前で研さん成果を披露する場面が少ない。

 内村支部長(72)は「どこの会も緊張感を保てないのは同じだと思う。演奏を楽しみにしている方から『早く聞きたいね』と声を掛けてもらうこともある。小さい会場でもいいから少しずつ活動ができれば」と話す。

 活動展は15周年の時以来の開催。コロナ禍で立ち止まったことで、準備を進めることができた。86年に第1号を発行した「ふれあい」は今年7月で113号となり、会の歩みを記録。現在は年2回、200部発行し、会員だけではなく、海外にも届けている。創刊号には青函連絡船存続運動の機運を盛り上げようと、石狩丸を借りて実施した「連絡船で唄の旅」が盛り上がる様子などが書かれ、時代の変化も記録されている。

 展示会では当初から訪問を続けた旧函館市清和荘などでの慰問の様子など写真30点のほか、節目ごとの「ふれあい」、ボランティア関連で受けた表彰の記念品などを展示。内村支部長は「市民の方の応援があって活動してきた。展示で活動を振り返り、ボランティア活動への理解が深まれば」と来場を呼び掛ける。

 入場無料、22日まで。17日は正午開始で、最終日は午後3時まで。

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