遺愛女子高生徒有志ら、外国人技能実習生に食料提供企画【函館】
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、異国の地で生活する外国人技能実習生の力になりたいと、遺愛女子高校英語科・普通科一般コースの有志が、食料などを提供するボランティア活動「IAI×FOOD・AID(フードエイド)」を立ち上げた。生徒たちは活動を通じて外国人技能実習生と交流を持ち、文化交流など親交を深めるきっかけにしたいと意欲を見せている。
フードエイドは生徒の発案で始まった。同科3年の岡田野々香さん(18)と新谷真菜さん(17)さんは「新型コロナの影響で母国に帰れず、寂しい思いで過ごしている外国人実習生が函館市内近郊にもいると聞いて、自分たちに何かできることはないかという思いが生徒の間に広がった」と説明する。
生徒たちが自宅にある菓子や飲み物、マスクなどを持ち寄って箱に詰め、JA新はこだてを通じて提供する計画。箱の外側には生徒による手書きイラストをラッピングする予定。出畑心櫻さん(18)、高坂朱和さん(17)は「言葉の壁や新型コロナの影響で、生活用品が不足している人もいると聞いた。集めた物資が役に立ったらうれしい」と話す。
志を同じくする笹森ルカさん(17)は「昨年管内在住のベトナム出身の人と交流する機会があり、料理を教えてもらいとても楽しかった。もっと仲良くなりたい」、吉田実夢さん(17)、沼田萌菜さん(同)、大澤和佳さん(同)は「取り組みを契機に、外国人実習生に少しでも楽しい思いをしてもらいたい」と話している。
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