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日高報知新聞

特別展「びらとりの学校」【平取】

【平取】改修中の沙流川歴史館で1日から、エントランスホールを臨時開館して特別展「びらとりの学校 うつりゆく学び舎」が開かれている。

 すでに廃校になった学校を含め、町内の30近くの学校の歴史をパネルや写真、映像を通して地域の魅力を紹介している。

 各学校ごとに校章、学校沿革、教育目標、校歌、思い出(卒業生・教職員)、校舎の写真を展示。

 貫気別小の思い出では「小中校合同の白い木造校舎で、中学校だった部分が船首のようになっていて独特の趣がありました。校庭には大人の背よりも大きな庭石が置かれ、周囲のイチイの木が夏には赤い実を付けていました。また、裏山は子どもたちの冒険心を駆り立てる格好の遊び場でした。春の運動会、夏の学校でのキャンプ、鼓笛隊、秋の炊事遠足、厳冬のスケートリンクづくりなど、種々の行事の中で、貴重な体験と宝物のような思い出をつくることができました」との解説があり懐かしさをそそる。

 ちょうど、東京大学教育学部中等教育学校の教師2人が、3年生の選択科目の一つで、民俗学、アイヌ文化、マイノリティなどを学習していることから13人の生徒を引率して平取二風谷コタン地区を訪れ見学。

 「教育関係者なので、特別展に興味を持って見に来ました。東京の都心でもこういった閉校を余儀なくされています。ドーナツ化現象です」と話した。

 特別展は11月28日まで。時間は午前9時から午後4時半まで。休館月曜日。入館料は無料。

 なお、関連事業として講演会「学校教育の移り変わりと人を育てる平取町の風土」(講師、坂本年光石狩市立紅南小学校エキスパートサポーター)が23日午後3時から沙流川歴史館レクチャーホールで開かれる。参加無料、事前申し込みが必要。17日までに☎01457・2・4085へ。

廃校した校舎のパネルを見学する入館者

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