赤川小でバリアフリー教室/パラスポーツの魅力に触れる【函館】
函館赤川小学校(長浦紀華校長)で7日、「バリアフリー教室」が開かれた。6年生がブラインドサッカーに挑戦したほか、4~6年が障害当事者講師とオンラインでつながり、ワークショップを通じてパラスポーツなどに理解を深めた。
東京五輪・パラリンピックの開催を契機に、次代を担う子どもたちが障害者とともに支え、助け合う共生社会の実現につなげようと道運輸局函館運輸支局が主催した。
前半は道視覚障害者福祉連合会の島信一朗会長を講師に招き、6年生約10人が東京パラ大会の正式種目の一つ、ブラインドサッカーに取り組んだ。児童は黒いアイマスクを付けた状態で、声や音を頼りに準備運動、チームに分かれてパスの成功回数を競い合った。PKにも挑戦し、ボールから聞こえる音で距離や方向を確認しながら、手探りでボールを蹴り、競技の難しさや楽しさを体験した。
「アイマスクで目が見えない状態でもできることはたくさんあることを感じ取ってほしい」と島さん。川内仁義君(12)は「ボールの音やみんなの声を頼りにボールを蹴ることができた。ブラインドサッカーにはコミュニケーションがとても大切だということが分かった」と話していた。
後半は4~6年生約40人が、日本財団パラリンピックサポートセンターが主催する「あすチャレ!ジュニアアカデミー」(協賛・NEC)に参加。脊髄損傷により、車いすユーザーとなり、パワーリフティングなどで活躍する戸田雄也さんを講師に、パラスポーツが人生に与えた影響を聞いた。
戸田さんは「当たり前に出来ていたことが突然できなくなり、未来に不安を覚えたときもあったが、パラスポーツとの出合いが新しい目標になった」と説明。「できる、できないではなく、どうすればできるようになるのかを考え、いろいろなことに挑戦してほしい」と呼び掛けた。4年の細井睦君(10)は「体が不自由になっても諦めない心や努力する姿がすごいと思った。自分も立てた目標に向かって1日1日頑張りたい」と話していた。
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