集中して勉強に取り組む浦高生

　大学進学を目指す浦河高校生の令和６年度勉強合宿が25日から27日まで、町西舎のうらかわ優駿ビレッジアエルで行われている。

　国公立大や中堅私大以上への進学を目指す１・２年生32人が参加して、２泊３日の日程で国語と数学、英語の３教科を集中的に学ぶ。同校の勉強合宿は、大学受験に向けた意識高揚と学力の習得を目指し毎年行っている。

　初日は、１年生は基礎固め、２年生は受験に向けた対策を中心に食事や入浴などを挟んで午前９時から午後11時まで取り組んだ。

　２年生の進路講話では、ベネッセコーポレーション北海道支社の中野裕希さん（27）が「勉強合宿で考える今後の戦略」について講話。大学合格者の平日、休日の勉強時間や、浦河高校生のこれまでの傾向などをデータに基づき解説し、「このタイミングで集中して勉強することができるのは大切であり、この合宿をどう生かすかが重要」と強調した。

　道外の国公立大学で芸術を学びたいという２年の佐藤諒乙さん（17）は「普段よりも授業時間が長いので、じっくりと考えて勉強ができる。合宿でペースを作って休み明けの模試に挑みたい」と話した。