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室蘭民報

極寒の初訓練 1月18日、室蘭市と市町連【室蘭】

暖房、防災食、トイレ… 蘭北小で避難所体験会

体験会を通して冬季の災害への備えを再確認する=2012年11月、暴風雪による給水支援

 室蘭市内で1月、厳寒期の災害対応を体験する初の訓練が行われる。今年元日に発生した能登半島地震や2011年の東日本大震災では、寒さ対策の在り方が問われた。室蘭では12年11月の暴風雪による大停電で市民生活がまひした経験を踏まえ、電気に頼らない防寒対策など、訓練を通して冬の災害への備えを促したい考えだ。

 発生から11カ月が経過しても避難所生活が続く石川県内では、厳寒期に入り暖房や発電機の増強といった対応や見守り強化が進められている。12年に室蘭地方を襲った暴風雪でも電力供給がストップ。暖房が使えず地域住民が避難所に身を寄せたり、スーパーやホームセンターでカセットコンロやカイロを買い求める光景も多く見られた。

 寒さ対策の重要性など冬季に発生する災害への備えを再認識してもらう取り組みとして、市と室蘭市町内会連合会は1月18日午前11時~午後2時の時間帯で、蘭北小学校体育館を会場に冬季災害避難所体験会を開く。段ボールベッドと、毛布やアルミマットのみを敷いた場合を比較して、暖かさなどを体験する。

 ジェットヒーターの暖房効果の検証、低体温症予防としておしるこや甘酒、スープといった体を温める防災食の炊き出しを行う。簡易トイレの実演のほか、新聞紙やビニール袋などを用いた防災グッズの紹介、非常持ち出し品の展示も行う。参加無料。

 港北地区連合町会は、体験会に合わせて冬季の地震津波避難訓練を実施。港北、本輪西の地域住民が津波を想定して近くの避難所に移動する。避難する上で夏場との違いを体感する。

 また、同地区連の訓練の内容は、2月にFKホールディングス生涯学習センターきらんで行われる防災講演会で紹介される。

 市防災対策課は「冬季災害が多発しており、寒さへの対策が必要。体験会に参加して備えを万全にしてもらいたい」と呼びかけている。

 問い合わせは同課、電話0143・25・2244へ。

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