寒風に負けず善意托鉢 室蘭で若手僧侶たち【室蘭】
胆振管内の若手僧侶で構成される曹洞宗北海道第2宗務所第2教区青年部は10日、師走恒例の歳末助け合い托鉢を行った。集まった浄財は室蘭市社会福祉協議会に寄付されるという。
托鉢は仏教の基本的な修行の一つで、浄財を集める光景は年末の風物詩。托鉢の始まった午後2時の室蘭市内の気温は3・1度。同日の最高気温は4・0度と平年並みだが、凍える寒さ。黒衣をまとった僧侶20人が知利別町の大善寺を出発し、鈴を鳴らしながら中島地区を練り歩いた。
僧侶の姿に気づいた市民らは、浄財を喜捨(きしゃ)して手を合わせた。市内の70代男性は「困っている人の助けになればと願った」と話した。
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