元気な「なるこ踊り」を披露したド・レ・ミの園児たち

【新冠】75歳以上のお年寄りを対象とした「一人暮らしふれあい年越し会」が５日、本町多目的交流センターで開かれ、認定こども園ド・レ・ミ園児のよさこい踊りや遊戯、昼食を楽しんだ。

　町内に住む独居高齢者に良い歳を迎えてもらおうと、町社会福祉協議会（鎌田盛行会長）が主催し、72人が出席した。「赤い羽根共同募金」の助成金事業として実施。

　遠方や歩行困難な高齢者には新冠ライオンズクラブ（下山隆行会長）の会員が送迎に当たり、町内ボランティアグループのあゆみ（杉田友子代表、会員14人）が会場の飾り付けや昼食の準備などを手伝った。北海道コカ・コーラボトリングからクリスマスに合わせた福祉施設への製品（飲料水など）寄贈があり、一部を活用した。

　開会のあいさつで鎌田会長は「限られた時間の中、踊りを見たり、食事をしたり、会話をしたり、１年を振り返り楽しい時を過ごしてほしい」と延べ、来賓の鳴海修司町長は「皆さんの元気な顔が見れて安心しました。皆さんと最後まで楽しい時間を過ごしたい」とあいさつ。

　ステージでは、同園の年長組の園児22人が「あわてんぼうのサンタクロース」などの歌や、なるこを手に力強くリズミカルな「よさこい」踊りを元気に披露。各テーブルのふれあいでは「にらめっこ」などを楽しみ、参加者は目を細めながら笑顔で大きな拍手を送っていた。

　あゆみの会の余興では、杉田代表の進行で「ふるさと」「いつでも夢を」「上を向いて歩こう」などを全員で合唱した。

　この後、景品付きのビンゴゲームで盛り上がり、昼食では弁当や手作りの汁物などをおいしく食べながら、一日を楽しんだ。