釧路管内在住の外国人と市民らが交流する会「第２８回冬迎祭」が１日、釧路市観光国際交流センターで開かれた。８カ国の１７０人ほどが親睦を深めた。

　釧路国際交流の会（西村貞広会長）の主催。釧路で暮らす外国人が年々増えていることを受け、交流の場を設けようと毎年行っている。この日は、釧路コールマインが受け入れている外国人研修生も参加した。

　司会は韓国出身で釧路公立大に留学しているキン・ヨンチョルさん（２３）とヤン・ジミンさん（２２）が担当。式の冒頭で西村会長は「日常的に外国籍の人と触れ合う機会が増えてきた。他国とのつながりを大切にし、交流会を最後まで楽しんでほしい」と話した。

　会場では、お手玉や折り紙などの日本の遊びが並んだほか、着付けコーナーも設置。ステージでは、ベトナムと中国の歌の披露や観客を交えたマジックショーなども行われた。今年８月に来釧したミャンマー出身のティン・ワェツ・イェー・ニィンさん（２８）は「まだ日が浅いので、交流の場があって安心。振り袖やけん玉の体験ができて楽しかった」と笑顔を見せた。

交流を楽しむ参加者ら