子育て世帯の交流や地域の活性化を図るイベント「くしろ子育て応援フェスティバル２０２４」（同実行委員会主催）が４日、釧路大規模運動公園のウインドヒルくしろスーパーアリーナで開かれた。２０００人を超える親子連れがさまざまなイベントを楽しんだ。

会場で輪投げに挑戦する来場者たち

　このイベントは、使わなくなった子供の洋服やおもちゃなどを交換する「おさがり広場」を通じて、親同士や地域がつながりの輪を広げることを目的に実施し、今回３回目。

　会場には、おさがり広場のほか、市民団体や協力企業によるワークショップや縁日がお目見えしたほか、手作りブースなどが設置。サブアリーナで実施された「こどもアリーナ」では、釧路短期大学の学生による新聞プールやボウリングなどの遊び場が設けられ、多くの親子連れでにぎわった。

　４歳と生後３カ月の子供を育てる釧路市内在住の山田直美さん（３５）は「おさがり広場はよく利用している。私も子供が着られなくなった服を提供していて、次の世帯へつながっていく。地域で助け合える素晴らしいイベント」とほほ笑んだ。

　実行委員長を務める「くしろ子育てネットワークＨａｐｏｒｔ（ハポート）」の伊藤美也子代表は「たくさんの来場者が来てくれた。喜んで帰る姿を見るとやってよかったと感じる。今後も継続し、さらにアップデートして楽しいイベントにしたい」と話していた。