益田喜頓賞に選ばれた「ヌーベルアンサンブル５０周年記念演奏会」

　函館市文化・スポーツ振興財団（西田正史理事長）は、今年度の「益田喜頓賞」に昨年１１月１９日に市芸術ホールで開かれた「ヌーベルアンサンブル創立５０周年記念演奏会」を選出したと発表した。

　函館出身の喜劇俳優益田喜頓さん（１９０９～９３年）の功績にちなみ、過去１年間に市民会館および市芸術ホールで上演された舞台芸術活動を対象に審査、表彰する。２０００年度から始まり、２２、２３年度は該当がなく３年ぶりで、２０個人・団体目の受賞となった。

　公演は、団員とゲストの計約４５人が出演。第１部は団員と一般公募のサックス奏者が５曲を披露。第２部はサックス奏者原ひとみさんとピアニスト伊藤亜希子さんを迎えたゲストステージで、第３部は大編成によるオーケストラステージで３曲を披露した。

　受賞理由として、少数アンサンブルからゲスト演奏、最後はサックスだけのオーケストラという舞台構成に工夫が見られ、半世紀にわたりサックスを広めた功績が評価された。

　表彰式は３日、市民会館大ホールで行う。